2014-06-07 オリーブの丘 歩いた街角 呼吸をした 優しい匂いとオレンジの羽 小さな手に移るのは オリーブの花、ぶら下がる声寄せては返す波に身を任せ はしゃぎ疲れて。嗚呼、凪ぎ もう少ししたら 離ればなれ君が大人になる前に あの歌を口ずさむ 君が大人になる前に 一人で泳ぐ離れる街角、捻れた意識 容易く萎びる 淡い夢消え失せた声も まだそこにいるかな 遠ざかる道と 揺れるオリーブの丘 息が詰まりそうなほど 一人で泳ぐ