グルグル
廻る、廻る、世界は廻る。僕らを置き去りにして
廻る、廻る、又、廻る。あの日の君も連れて
降り出した雨に打たれて、体を寄せ合っていたな
あの時君は何であんなに悲しそうだったんだい?
きっと僕らは汚れてしまったし、あの日にはもう帰れない
錆び付いたこの手も赤色に染まっていた
寂しがり屋の雲は笑って、僕等を只、見下していた
廻る、廻る、世界は廻る。ボクらを突き放していく
笑う、笑う、君はまた笑った。少しだけダラリとしながら
晴れ渡ったあの青い空も、幸せそうに泣いた顔も
忘れないけど、あの人の顔が少しも思い出せない
少し休みを取った。
誰に逢う為でもなく
少し足音を振り返った。
君がいるわけでもなく
廻る、廻る、世界は廻る。僕らを置き去りにして
廻る、廻る、又、廻る。あの日の君も連れて
笑って、泣いて、少しだけ傷ついて。流れ星が二人を眺めて
笑う、笑う、いま一人で笑う。ニヤケてグルグル廻って
廻る、廻る
君を連れて
廻る、廻る
僕を置いて