日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

噴水公園

どうせ誰も期待をしていない

どうせ誰もこの場所で待ってない

溶けそうな光で

布団から出る気力もなくなった

 

街の灯りが眩しくて

少しだけ恥に思えた

僕は一体何のために歌を歌っているのかな?

 

少しだけ救われたいなんて嘘をついてまで

この場所にいる意味を誰か知ってる?

 

どこかに行きたいだけ

例えば見覚えのある景色へ

そこに望んでた物はないけど

きっとそれでいいし

遠くなら何処でもいい

 

涙の落ちる音がした

それは僕のじゃないってわかってるんだけど

大事にしていた君のだって分かってるんだけど

 

もう、いいのにな

苦しむこともないのにな

 

思い出が消えていく

涙の理由も忘れて

誰もが気づかないふりをしている

僕もそうさ。君の傷を見ないようにしている

 

どこかに行きたいだけ

例えば見覚えのある景色へ

そこに望んでた物はないけど

きっとそれでいいし

遠くなら何処でもいい

 

思い出だけを持っていこう

涙の理由も忘れて

見えないふりをして行こう

それでいいんだろう。

君の傷が見えないようにしよう