日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

おやすみ

明るい陽射しが遠くで眺めている
昨日のこと今日のこと
泣いたこと笑ったこと
思い返して

街はスヤスヤ。枕抱えて呼吸をしている
昨日のこと今日のこと
泣いたこと笑ったこと
忘れていく

閉め出した扉の前
君はどんな顔をしていた?

いつかはきっと
いつかはきっと
昇るようにそっと夕焼けと朝陽を
公園のベンチに座り
夜の手前で絵を描いている
言葉はせせらいで響くよ

メリーゴーランド。白いロバと日々は蠢く
町を眺める丘は綺麗で
吸って吐いてモクモクと
消えてく

ジメジメと心の声
君はどんな気持ちだったかな?

部屋の明かりは
その場所から
見えることはないって今日気付いて
大人はきっと幻だろう
夜は僕の隣で酒を飲んで
あの日の匂いも消えるよ

きっと明日は
きっと明日は
祈りながら絵を描いている僕だろう
皆きっと子供なんだろう
夜は僕の前から消えるよ

朝陽は遠く
きっと遠く
眺めている僕は手を握ろうとして
僕はきっと僕のままだろう
君の言葉と眠ろう

おやすみ