日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

僕に願いを

朝焼け、夕焼け織り混ぜて
君は少しだけ笑ってたんだ
パンをくわえて笑って、笑った
あの日が思いを馳せている

いつか、君が願いを掛けるように
赤い目の兎とかしげてる

繋いでた、この糸は、僕達を離してく
歩いてはくたびれて
明けてく夜を越え
涙も乾いた

身勝手な理由で傷付けたこの街
軽いキスを交わしている
繋いだ右手は僕の弱さを
隠してただけ。
彩る蛍光灯

いつか、君が誰かを救ってさ
傷付ついても笑い転げて

燃えていく朝焼けを
瞼にも刻んでく
明けてく夜を越え
僕さえ乾いた

消えてく
君の影
消えてく
君の羽

明けてく夜を越え
涙も乾いた

乾いたんだ
乾いたんだ