白いラプソディー
ラプソディーが町に流れる頃にはもう
汗を流してあの橋を渡ろうともしないさ
眼の色を赤く染めて息を吸って吐いていた
無償で愛が買えるとか嘘はよしてよ
充分な距離を保ちたかった
ロウソクが垂れるギリギリまでは
鵜呑みしたくはないのさ。昨日の話も
橙の雲や空が街の上を通り過ぎる時に
いつか巡った季節が顔を出す
ストライプが頬をかすめるように
君を思い出すんだろう
出来損ないの人になってる頃にはもう
吸わないタバコの匂いがするんだろうなって
自画自賛をするのはもうやめたいよな
路地裏にひっそりと隠れていた事
後ろを振り返ることに慣れたけど
大体の事や思い出が鼻の奥を叩くように
いつか巡った季節が連れ出して
好きな歌と懐かしい事
きっと忘れるけれど
橙の雲や空が街の上を通り過ぎる時に
いつか巡った季節が顔を出す
ストライプが頬をかすめるように
君を思い出すんだろう
思い出すんだろう
思い出すんだろう
もし、手紙が届いたら読んでおくれ
りんごの香りがした頃に
出来るなら、出来るなら。出来るなら