僕に太陽は眩しすぎたから
掴もうとした手が爛れていった
この窓辺から見えるのは
星やビルの灯りじゃない
包まれていくのを感じていた
燃えている明かり ペンを握る
この部屋の隅ではもうきっと
赤目の言葉が響いているくらい
素直になれれば
もう一度歩けるのに
心が灯せるなら
もう一度行けるのに
暗がりの向こうで手を振った
薄明かり もうここで終わり
桟橋を渡る人の願い事はきっと
恵まれてしまう事じゃない
心が灯せるなら
もう一度歩けるのに
心が鮮やかなら
飾らなくてもいいのに
素直になれれば
もう一度歩けるのに
心が灯せるなら
もう一度行けるのに