不眠症
目を覚ます
深い深い眠りから
煙草の煙は
僕の街を描いてく
彗星は遠く離れながら
手を振っていく
あの場所へ向かうだろう
燃え尽きながら
晴れ渡る空がもし、誰かの心を表すなら
叩き割る様な雷鳴が、もし君の声なら
すべてに疲れて倒れ込んで
笑ってしまうだろ
投げられた
賽の目と窓に映る破片
もうこのまま
眠りにつかせてくれよ
晴れ渡る空が、もし誰かの心を表すなら
君の悲しみがもし、雷鳴を呼ぶのならば
それはそれで疲れてしまって
笑い疲れるだろ
疲れたんだ。このままでいいと思ってた
誰かに笑われていくのも慣れると思ってた
ただ、もう少し寝かせておくれ
おやすみという声が、もし君であったなら
僕の悲しみがもし、疲れていくのなら
それだけで良いよ、それだけで良い。
今はめぐり辿る次の日を
待っている