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日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

ドーナツ

目が覚めて、思い出す
失った喜びと割れた心の数を
痛みは止まらないまま
走り続ける
ああ、そうだ。君に全てを奪われた
こうやって悲しみの数を並べて
今日も僕は思い出すのさ

 

手に入れてしまったら

いつかは奪われる

例えば、タテガミのように

しなやかな気持ちさえも

 

雲が僕を貫くように

空が僕を笑うだろう

知っているかい?

いつか僕は君も失う

ドーナツの穴のように

 

こぼれてしまって、集めている
笑った喜びと割れた硝子の数を
痛みは止まらないけど
笑い転げる
ああ、そうだ。僕は全てを奪われた
こうやって悲しみの数を並べて
今日も君を思い出すだろ

 

離してしまえば

いつかは忘れる?

例えば、君と見た

星を数えていたことも

 

僕等が何かを間違えて

牙を研ぎ澄ませながら

ふたりを見つめていても

言葉を踊らせていた

 

雲が僕を貫くように
空が僕を笑うだろう
知っているかい?
いつか僕は君も失う
ドーナツの穴のように

 

ドーナツの穴のように