日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

今はもう良いじゃない

とある奴の話を聞いた。

まぁすごい間接的になんだけどね。

 

どうも菜苗バンドのスタジオの時に会うかもね。と

 

個人的な因縁があった。

そいつに対して恐怖心とトラウマが奥底に渦巻いていた。

 

いつぞやのこと、友達のライブを見た時そいつに会った。

死ぬかと思った。殺されるんだなと。冗談ではなく本気で

震えが止まらなかった呼吸がメタルのようなテンポを刻んだ。アングラのスプレッドオブファイアのように

逃げようかと思った。けど、駄目だった

 

昔くだらない事をした時の顔が頭から離れないからだ。

その時と同じ顔で向かって来るのだ。

拒めなかった。

久しぶりだねと言葉を交わした。それからいくつかの事を話した。

 

なんとなく、あるライブで俺が酔っ払って号泣した時の事を思い出して仕方がなかったのだ。

俺とそいつとタカミチで柏から帰る車の中で、笑ったり泣いたり。タカミチは酔っ払った俺を見て爆笑しながら車を運転していた

 

色んな事があった。

今思えば些細な事だったのだろう

彼はまた違うバンドを始めたという。

俺は彼に誇れる程今の自分のバンドが好きかと問われたらどうなんだ。

好きだよ。と言うしかないよな。

 

もう、しがらみや苦しみも何もない。

だからこそ、もう良いだろう?

 

また会うときはいつか来るのだ。

どちらかが死ぬまで必ず。

 

俺はもう、お前に何にも思っちゃいないよ。

ただ、普通に話せるようになればそれで良いんじゃねぇか。

酒には強くなったか?

バンドはどうだ?

お前は変わらずズバーンとギターを弾いてるんだろうな。

俺は変わんねぇよ。ちょっと痩せたけど

 

また、くだらない話をしよう。

いつか何もかもが笑える時が来る事を願うばかりだ