痺れ
干からびたアスファルトに乗っかって
明日を見ようとして空を睨んでいた
君に足りないものがないように
僕に足りないものがあるように
燃え尽きることもなく日々は過ぎて
失っていった言葉や音を探すのか
鳴り響く警笛の音は
誰かの後ろで聞こえてる
変わる事や変わらない事
いつもこうして置き去りになる
間の抜けた歌が聞こえたり聞こえなかったり
いつか話す事が昨日よりも増えていますように
朝や鳥や僕を通り越して夜はいつか顔を出す
冷たく響くんだろう
そのまま歩いた靴の跡を見ながら
思い出していた
すり減った言葉や踵を
間の抜けた歌が聞こえたり聞こえなかったり
いっそ会わないまま夜が通り過ぎればいいのに
この想いや夢や明日をあざ笑って
夜はまた顔を出す