日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

壊れ物(仮)

次の街まで並んで歩いていた

君はただ、過ぎ行く影に髪を引かれ

ついには離れていた

何も言わずに手を引きずって

 

言葉がなくても繋がっていられる?

こんな嘘を平気で僕らは吐き出して

雲が追い越す

 

またほどけないように、壊れないように

なぞれば君はどっか遠くに行きそうだ

こんなのはどうだろう。

縮めれば結ばなくてもいいんだ

その手を離さなければいいんだ