日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

屋根まで飛んだ

嫌いだった缶コーヒー

気付けば飲み慣れてた

夜を走るこの背中は

昨日逢った誰かに蹴られてた

 

シャボンは飛んでって雲を見る

荷物も思い出も持たずに

ビルの谷はなだらかに

風を呼んでふらつかせる

 

ズレたままでいいなら

引き戻そうともしないで

行かせて

 

僕等を繋いでいたあの時の言葉は

どこかの誰かの写真の景色の向こう

朝を迎える前に見た灯りは

少し眩しくて目が眩んでたよな

 

悲しくないよう口笛を吹いた

スポットライトの代わりの街灯

夜を抜け出す海沿いの向こうでは

いくつもの言葉が泡と共に混ざる

 

僕等を繋いでいたあの時の言葉は

どこかの誰かの写真の景色の向こう

朝を迎える前に見た灯りは

少し眩しくて目が眩んでたよな

 

誰かを乗せてる夜行バスの行先は

どこかで待っている光の向こうへ

霞んでいくのが僕の夢の泡(あぶく)なら

あなたのその道が正しくあるように