日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

並木通り

うずくまった街の色
夢はこうして息をする
消えていくだけの灯りで
次は何処で手を繋ぐ

ここでまた沈んでく
電車の音が通るだけ
君はどうした
そこで静かに息をして

見えない事だってあるだろ
消えたい日々もあるだろ
伝えたい言葉は何一つ
言えなかった訳じゃない
素直に目を見ないだけ

白髪が生えたって
何一つ分からない顔をして
抜け落ちてフラリ
すくい上げて少し笑う

瞬火の様によろけて
滲んでいくけど
捕まった腕には
しがみついたまんまの明日がある

目の前の道が少し違って
それを悔しがったりして
間違いだらけでふざけて
渦潮の中で寝転ぶ
夢の中で会えるかい

真っ直ぐ運んでく
何一つ間違ったとして
それでも進んでけ
ただ海へ沈んでく

見えない事だってあったし
消えたい日々もあったな
伝えようとした言葉はもう
君の海へ流した

目の前の道が少し違って
それを悔しがったりして
間違いだらけでふざけて
渦潮の中で笑って
少し思い出すだけ

夢の中で会えるかい