日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

2016-06-12から1日間の記事一覧

深海魚

呼吸を忘れてしまう様に 見惚れていた 言葉は深く そこに置いてきたのだろう 昔、指をさした方角 重い足取り それでも迎えに行かなくちゃ どれだけ深く潜っても 心は見つからないから どれだけ傷ついても 君の声だけは覚えている 赤鉛筆でなぞる手首の上 知…

煙、彼方

銀の雫の海は 僕を遠ざけてく 歩き疲れた君は 汚く笑うだろう 日々は黙り近づく まるで他人の様に いつか帰るべき場所は この手で壊した 遥か彼方の太陽 静かに夜を抜け出す いつかの朝が来る前に 煙を吐き出した 甘く、濁った空は 綺麗な色だろう あの日忘…