日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

死に損ないの太陽

肩を叩かれてその方角へ歩いていく 思い出すことをやめているんだ。 一人になれば思い出すから 今はまだ聞きたくない 取り繕った笑顔で生きていける それだけでもういいんだろ 掠れていく言葉とアイロニー いずれは忘れるから 煙を纏って空は埋まる 排気ガス…

群青の丘

くたびれてしまって、枝分かれしていく 段々と数えるのもやめた 退屈なことに慣れてしまって なぁ、あの時話した月の話を覚えてるかい スポットライトは未だ僕を嘲笑ってる 漸く分かってきたんだ この丘から眺める景色 それに僕らは溶け込んでいたんだってこ…

水煙草

夕焼けが朝陽に恋焦がれているから 夜は長く深いんだろう 日々はいつも仮面をつけている 着替えとタバコを鞄に詰めた 寂しさで心を紛らわしていられるから こうやっていられるんだろう 僕はいつも思い出している 線になぞられながら、道の上 雨が哀しみ、開…