2016-01-20 粉 今日が繰り返されていって すり潰した林檎のように汁を垂らしていく 今日が終わろうとしていって すり減らした言葉が雫になっていく 例えば、何かを見つけようとして 手にした物が 他人の空似みたいなもんだとしても それで何となく満足して 笑える。 笑えると良いな 粉が舞って目玉の奥の黒い方に 何かのうんたらかんたらみたいな 感情とは別のなんかとは違うのが溢れて溢れて 言葉も響かない外は 吐く息だけが綺麗だ