日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

例えば僕が死んだら

例えば僕が死んだら

僕の顔に唾を吐いておくれ

それを知らぬまま僕は灰になる

例えば僕が死んだら

あの海に連れて行ってくれ

それを眺めて僕も鳴く

恥の多い人生だから

恥ずかしい事も分からない

恥の多い人生だから

この悲しみもわからない

あの匂いがしたのなら

マーガレットを置いておくれ

僕はそこに居るから

例えばあの町の事を

君が忘れてしまったら

それは悲しいけれど

恥の多い人生だから

贅沢の意味を知らない

恥の多い人生だから

なぜ笑われるのか知らない

例えば僕が死んだら

いっそ忘れてくれ

そうして君も廻る

例えば君が死んだら

僕に何が出来るか

僕に何が出来るか

恥の多い人生だから

恥の多い人生だから