日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

またいつか

三日月のような灯りが君を映す

夢を見ることばかりに正直で

口にするのは他愛もない劇薬

猫は地球儀をぐるりと回してみせる

 

欲張りな言葉を望む

君もそうで僕もそうで

夢を描くことを忘れたんだ

陰口ばかりは叩けるのにな

 

堪えるふりをして

忍ぶふりをして

何が望みなんだろう

誰のせいだろう

影送りで雲に浮かぶのは、寛いだカラスか

 

不時着の言葉をまだ抱えて

ペンタブをカバンに詰める

湖に光る高架下

1人で踊るんだ。

楽しい振りをして

 

余ったまんまの純粋と

濁ったまんまの目玉

皿の上に乗せるんだ

せめて、許して欲しかった

 

分かったふりが得意なまま

身はまた、さあ。朽ちて

誰かが投げた石につまづいて

それでも歩けと急かされる

 

またいつか

会ったのだな。居たのだな。

そこに

またいつか

会えるのか。話したい事が

まだ残っているんだ