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日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

水煙草

夕焼けが朝陽に恋焦がれているから

夜は長く深いんだろう

日々はいつも仮面をつけている

着替えとタバコを鞄に詰めた

寂しさで心を紛らわしていられるから

こうやっていられるんだろう

僕はいつも思い出している

線になぞられながら、道の上

 

雨が哀しみ、開けられたままの扉

途方に暮れていたんだろう

それでも描いていた

向日葵の花言葉

 

温もりが通り過ぎる前に伝えられたらな

このスピードに涙も言葉も笑い転げる

水平線の彼方に浮かべた

船の上を雲がゆく

 

雨が哀しみ、閉ざしていた玄関

寂れたサンダル、昔の鍵とか

すべて忘れさせておくれよ

忘れさせておくれよ

 

雨は哀しみ、忘れていたこと

花は未だ濡れ、晒しながら

それでも笑っている

 

今日が哀しみ、捨てていたもの

拾いながら歩いていきながら

手を振るのさ

翳りゆく部屋

翳りゆく部屋

翳りゆく部屋

翳りゆく部屋