日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

リトルシガレット

冷たい風がどうやら僕らの街にやってくる
息を吐き出す前に煙が宙を舞う
ぶら下がる騒めきと朝日の眠る丘の上
月面に輝くブランコ 手を繋いでる2人

踵を鳴らして歩いてく
伸びていく影は街を覆っている
突き抜ける様な空の下で
鼻歌も溶け込んでく

小さな煙で笑って誤魔化した
触れ合う指先が心をノックする
ドーバーのような深い深い海から
小さな言葉で僕を笑ってて欲しいのさ

あの街の匂いがどうやら君の心を蝕んでる
この部屋に残るのは通り過ぎた悲しみ

慈しんで笑ってくれないか
外は通り雨が続いている
奪われてしまったよ。苦しみと擦り傷が

小さな煙で笑って誤魔化した
繋いだ言葉が心をノックする
ドーバーのような深い深い海から
小さな言葉で僕を笑ってて欲しいのさ

 

寂れた電車はあの街へ行くだろう
ベッドにくるまって君の頬をノックする
あの日のような鮮やかな景色と
小さな言葉で僕を笑ってて欲しいのさ

 

リトルシガレット