鈍行の鋏
降り注いでく街の夜に、連れ去られたままで
誰かに笑われていたり、何かに期待したな。
あの日の夕暮れは少し面倒くさくなって
誰かの言葉の1つも赤く隠した
光を渡りながら、目は疲れたのさ
なぞった川の先で、落とされて
裏切ったのは
鈍い光の夜に、僕らを誤魔化してくれ
こんな寒い夜に誰かに惑わされたい
暖かい毛布を抱きしめて眠るけど
あくる日の言葉も抱きしめれば良いのに
夜は降ってゆく
僕に降っていく
街の嘘で輝きながら
ぬるい夢を吐いてる