日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

ロックンロール

進んでいくその足が

誰かの声で立ち止まった

光はまだ追い越せないな

隣に置いたカバンから

聞こえる僕らの音楽

この足はどこまで続いてく

 

月をまたいで

雲を追い越して

まだ、どこかで鳴っている

 

ロックンロールが僕らの夢の後で泣いていた

風はまだ動かないで

針を落とすあの音を聞いている

ロックンロールが僕らの夢の後で泣いていた

思い出してしまうのさ

あの時見た街の色を

 

笑い声は響いてる

いつか立てた旗を揺らして

ピエロが歌う朝焼けのマーチ

立ち止まって流れる

昔の笑い話を適当に

この足はどこまで進んでいく

 

誰かの言葉につまずいて君の後で泣いていた

風はまだ動かないで

歩き出すその足を止めぬように

見せられていたのがマボロシ

もしも何か忘れても

口ずさんでいくんだ