日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

ゴミならゴミなりに燃えろ。

久しぶりにまともな日記と言うか、ブログを書く気がする。

お久しぶりですね。

多分見てる人ってのはそんないないけど久しぶりです。

 

7/6はシン・ゴミ人間動物園リリースパーティーがありました。

ライリィライリーはトップバッターの16:20位から

シン・ゴミ人間動物園というのは、所謂コンピレーション・アルバムっちゅうやつで。

そこにライリィライリーの光に捧ぐをゴミ人間はこびる動物園に捧げました。

すごく楽しかったです。本当に

多分こんなに楽しかったのはいつぞやの東高円寺UFOCLUBで初見のお客さんが多い中で皆が拳上げてくれたりしたあの日ぶりじゃねぇかな。

他のライブも勿論楽しかったよ。けど、鮮明に覚えているのはそのライブなんだ。ごめんね。

 

レコーディングの前後、明らかに音が変わっていった。

なんと言ったらいいかわからないけれど、3人が3人共一つのものに各々の役割を理解しながら動いている感じ。

太く、強くなった。そう思ったし、レコーディングも本当にスムーズに進んだ。

だって時間が余りまくってエンジニアさんときのこの山たけのこの里どっちが好きかとか話したりするくらいだったんだから

3人で近くのセブンイレブンで酒を飲みながら「ああ、本当の意味でちゃんと立ったな」って思った。

車がとめどなく流れて、いやそーな顔をしている姉ちゃんとか、荻窪の夜は少しだけ現実味を帯びていたんだ。

 

そこから本当の意味でまとまりが強くなった気がする。

レコーディングをやって良かったなって本気で思った。

レコーディング終わった後にライブをやった。

俺の中で引っかかるものがあった。

何かが違う。何だこの違和感。気持ち悪い。

「いつも通りやれたじゃないか」

そこから何回かライブをやった。

勿論楽しかった。すごく楽しかった。

ただ、その中に少しだけ違和感がやっぱりあった。

なんなのか分からなかったし、理解に苦しんだ。

こんなことを思ったことは本当に今まで無かったし、原因が一切分からなかった。

モヤモヤしてた。

「良かったよ。すごく良かった」それも分かってるんだ。なんなんだ畜生。

モヤモヤとイライラ。

焦りと恐怖がチラチラと見ていた。

 

つい最近の事だ、ある場所でライブをした時すごくすごくすごくとってもとってもとってもブチギレた。床に飲みかけの烏龍茶を叩きつけた。恥ずかしくなってそのまま何事もないかのように拾い上げて烏龍茶を飲み干してタバコを吸う。いつも通りの味。「いつも通りの演奏だった」。3人で今やれる事をちゃんと果たしたじゃねぇか。なんでダメなんだお前は。

自問自答がグルグルした。

 

翌日の夜勤の仕事をしながら頭の中に雷が落ちた。

腑に落ちた。

そりゃあお前納得出来るはずがねぇだろうよ。

 

ライブでなんで2人のために演奏をしてるんだよ。違ぇだろう。

何が「いつも通り」だ。そうじゃねぇだろう鶴見。お前は何をしたかった。俺は昔何を望んでいた。驕りも大概にせぇよ。

 

風になりたかった。ずっと前から。

友達や家族、恋人もそうだし大っ嫌いで多分ずっと憎むだろうあん畜生達に吹く風に俺はなりたかった。

ライブハウスで鳴らす音がライブハウスを突き抜けて、その人達の周りに吹く風に。

そんときに思わせてやりたい

「今、あいつ演奏してんのかな」って

そう思わせてやりたい。

 

その為に何が必要なのか。

楽器は俺が思うに生きてる。ただ喋れないだけ。

弦楽器も打楽器も管楽器も全部の楽器は生きてる。

そいつ等の想いを語らせるためには想いを込めるしかないんだ。俺が思ってる100%よりも更に上を行くような気持ちを。最低で500%の気持ちを込めないと。

それでやっと意思疎通が図れるかどうかだと思ってる。

それでも詭弁になるか否か。すげぇムカつくしなんだよ畜生って勿論なる。

 

その気持ちが全てなかったんじゃねぇか。忘れてただろ俺。

すごく悔しかった。けど、それ以上に気がつけたことに対してすごく嬉しかった。

 

おかげで久しぶりにテンションが上がって当日は良く眠れなかった。

多分本当に3時間寝たか寝てないかくらい。

 

ずっとワクワクと滾る思いがグツグツしてた。

多分それで鍋をしたら美味しいキムチ鍋が出来るくらいに

 

そして迎えたライブ本番

 

全く何やったか覚えてねぇ。

どういう風に演奏したのか何を見ていたのか。

気がついたら楽屋でぶっ倒れてた。

ああ、終わったんだなって

ただ、一つだけ思ってた事は覚えてる。「届け!届け!あいつらに届け!伝わりますように!」という事をずっと念じてたって事を。

俺の殻が一つようやく割れた気がした。

 

東京恋慕のライブは見てて面白いし、のりともさんが遥かに成長していたのもあってか少しだけ泣いてしまった。

 

ひめたすとはずっとお互いチンチンを弄りあってた。やけにリアルな感触。魔法少女なのに。

 

勿論、絶対今出せるベストを尽くしたけど、まだ良くなれるって思ってる。

誰かは無理だって言うかもしれない。笑われるかもしれない。けど、無理じゃないって俺が思ってるんだったらそれはそういう事だと思うんだ。

俺は逃げも隠れもしない。いつだってそこにいる。確実に届けます。それが無様で情けなくても、誰かにゴミを投げられても転んでも倒れても。絶対届けます。

燃え尽きるまで、灰になって動けなくなったとしても

 

これからもライリィライリーをよろしくお願いします。