日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

この街の夜は無理に起きている

僕はきっと僕を騙しているんだ

 

降り止まないで声と混ざって

喧騒が向こうで乾いて響いて

 

今になって言えることはどんなことだろう

築いた砂の城堕ちていくのだろうな

 

気を紛らわすように歌を歌う

口ずさんでは思い出すこと

こんな夜は何となくあの人が笑っている

ただ降るのは雨

降っていけ

 

あの時の言葉と君が夕立に紛れて

ある日の涙が向こうから歩いて止まって

 

今になって言えることはどんなことだろう

気付いた言葉が離れていくんだろうな

 

気を紛らわすように歌を歌う

口ずさんでは思い出すこと

こんな夜は何となく鮮明に鮮明に

 

雨は、雨は、絶えず心を叩く

雨は、雨は・・・

 

雨は、雨は絶えず僕を笑う

雨は、雨は絶えず・・・