日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

ウエノコウジピッキング(縦振動)を考える

ここ最近になってやっとモンスターバードが俺の体に馴染んできた気がする。

 

この前のおういえあ!企画の新高円寺クラブライナーにサポートでやっているアンリーブでサブベースとして使ってるブルース工房特製のプレベを久しぶりに使ったんだけど、前にも増して「指のウエノコウジ」感が出てきていると感じたんだ。

 

なんでだろうって考えたんだけど、恐らく最近取り入れた基礎練習の効果もあるんだろうけど、何よりもまずモンスターバードをちゃんと扱えるようになったからこそ他のベースもちゃんと以前より扱えるようになったんじゃねぇかって。

まぁ、たまにメンテとかセッティングとかやっているしそういうのも勿論あると思うけどね。

とりあえず、最近感じている事を色々と語ろうじゃないか。

 

① 遅いテンポだからこそ難しい。

最近取り入れた基礎練習の中に「16分音符1音1音の音を変えて行くスケール上昇下降」ってのがある。

要は、「16分頭はド、16分2つ目の音がレ、次がミ」って感じでスケールをなぞっていき2オクターブまで上がったら、戻っていくっていう比較的シンプルなものなんだけどこれが凄く大変。

俺は敢えて、定番のスケールフレーズである三弦三フレット→三弦5フレット→2弦2フレットではなく

カニカルな運指、三弦三フレット→三弦5フレット→三弦7フレットを心掛けてる。

こっちの方が両手のスタミナが鍛えられる気がするんだよな。やっぱメカニカルだしね。

手が小さい人はシフトチェンジの練習にもなるからやってみると良いんだけど、まずはBPM60の16分音符を鳴らして練習してみて欲しい。

相当なリズムセンスが無い限りクリック音に合わないはずだ。

「いやいやwwwそんなのへのへのカッパやんけwww何言うてるんお前www」って思ってるそこのあんた。

ちゃんとそれ走らずにモタらずにやれてんのか?

「走る事もモタることも美学」ってのは違うだろ?

「前にいるのか、後ろにいるのか」それを考える事がリズムの美学じゃねぇか?

 

ロキノンとかフェスに行こう

これはもしかしたら1番の収穫だったかもしれない。

色んなバンドが見れるってのは色んなフェス(アングラも込で)の醍醐味だけど、「百戦錬磨であり、人気もある」そんな人達がわんさか出るフェスはマジで見に行った方がいいと思う。

俺は今年のロキノンいって思ったのは本当に良い意味で「この程度でいいんだな」って衝撃を受けた。

特に、ライブで動き回って大はしゃぎする人は見に行った方がいい。1回見に行くだけでも全然違う。

ライブハウスじゃないからこそ学べるものって結構ある。

 

ウエノコウジピッキングからだいぶ逸れたなって思うでしょ?

安心しろ。

俺もそう思う。

じゃあこっからウエノコウジピッキング(縦振動)の考察及び練習法についてだ

まず、さっきの①にも出てきたスケール練習。俺はここ最近60~160までやるようにしてる。

140辺りからもう精一杯だけど筋トレも「最後の限界だー!ってなるまでやりきる」ってのあるじゃん。あれに近いもんだと思ってくれ。

徐々に上げていくからこそ意味があるんだと思う。

全スケールを2オクターブ上昇下降やってそっからテンポをあげよう

なんで全スケールなのかっていうと、そうする事によってあらゆるキーの把握に繋がるから。

これはメジャーキーでもマイナーキーでも全然構わない。

 

次に俺がある先輩に教わった基礎練習フレーズ

これは良くスタジオ入る前とか、ライブ本番前の自分にエンジンを掛ける時によくやってるフレーズだし、スケール練習終わった後にもやってるフレーズ。

まず、3弦1フレットに人差し指を置いて2弦1フレットと1弦1フレットと人差し指でバーを作る

そして、人差し指もしくは中指でピッキングして次の弦にピッキングを行う。

例えば3弦→人、2弦→中、1弦→人っていう順番でやったとして、次は中指が3弦4フレットで人差し指が2弦4フレットで中指が1弦1フレットっていう感じ

これをオクターブ上までやってまたそっから1フレットに戻るっていうフレーズなんだけどこれがまぁ難しい。

1弦を人差し指でヒットさせる時、中指も一緒について行ってることが多いと思うんだけどこのフレーズはオルタネイトの強化も含まれているんだな

なので1弦を人差し指でヒットさせてる時、中指は3弦に待機してる。

このフォームが凄くキツイ。下手したら手の筋痛めるんじゃないかなっていうくらい無茶をしてると思う。

これは必ず遅いテンポ60とか80の16分で行なう。

そっちの方が両手にちゃんと体力が着く感じがするからね。

 

③ 全体がベースだと言う認識、発想

これはすごく大事で、ただ指で弾くだけじゃダメなんだよな。

なんの為に音を出すのかとか色々考えた時、指だけの力じゃ足りなくなってくるんだよな。

それはなんでかって言うと、座って練習しているからってのが大きいと思う。

立って弾くときと座って弾く時じゃ使ってる筋肉とかまるっきり違うし、どこを動かしてるのかってのもめっちゃ違う。

ライブをやらないでひたすら篭ってやるってのも勿論いいと思うけど、ライブをやってお客さんに見せる機会があるのなら立って弾くことをした方がいい。

そして目隠し。

目隠しすると何が違うってさ、何も見えねぇんだよな。目隠ししてるから。

じゃあ、何を頼りにベースを弾くのか

自分の頭と指と感覚なんだな。

この3つがちゃんとシンクロした時初めて音が鳴るし、自分の描いてた音が出るんだな。

この時はどういうフレーズとか曲とかはなく、自分がやりたい曲をひたすらやるといいんじゃないかな。

 

で、結局何がウエノコウジピッキングに繋がるかというとこの全てが俺は繋がってると思うんだな。

ライブでの映え方とか色々あるかもしれんが、まず体の動かし方や自分の音の鳴らし方それら全部考えた上でウエノコウジピッキングは完成していくんだと思う。

酔っ払ってかいてるからごちゃごちゃしてるとは思うが、まずはやってみて欲しい。

それで何か感じ取れるはずだから。

継続しなきゃ音楽は鳴らせないと思うよ俺は