日々と戯言とそこの片隅

鶴見義龍のしょうもない日常

醜く死ぬ森

月が明日の夢に落ちてく

眠る誰かのそばを過ぎ

増えた足跡だけを見つめて

君はまたどこかで待ちぼうけ

 

寂びた部屋、ポラロイド、景色を飾っても

今だって僕は眠っているよ

差し込んだ瞳を逸らしたのは

少しだけ、明るかったから

 

揺れる言葉や距離を数えたって

深い僕らの底に潜るだけ

眠る羊が走る丘まで

昨日を探す

 

さようなら。会わない気がするよ。

楽しみは今度に取っておいて

 

忘れてた温度だけ思い出そうとして

また眠ろうとしても

 

揺れる想いや愛を語ったって

深い森の底に行くだけ

眠る誰かのそばを歩こうぜ

歌、歌ってさ

 

さようなら。会わない気がするよ。

 

握る手の平を交わしたって

深く心の底を隠すだけ

寂びたこの部屋の鍵を捨てた

明日を探す

 

明日を探す